おもちゃ箱な彼女たち
はじめに
皆様こんにちは。そなです。
現在、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は UNIT LIVE & FAN MEETING の真っ最中ですね。
今週末には3公演目のA・ZU・NAのステージが控えています。
本記事では今回の公演をより楽しんでいただくために、私が考える A・ZU・NAの魅力について紹介します。
ユニットのコンセプト
私は各ユニットの1stシングルを初めて聴いたとき、正直に言うとA・ZU・NAの楽曲だけにはあまり魅力を感じませんでした。
それは、当時の私が A・ZU・NAは多様性というニジガクのテーマを活かしていない と感じていたからです。
DiverDivaは相反する2つの個性をぶつけ合うことで新たな個性を生み出し,QU4RTZは4つの強い個性を調和することで新たな個性を生み出しています.それに対してA・ZU・NAは3つの個性の足し算にしかなっておらず、新たな個性が生み出されていません。
A・ZU・NAの楽曲を繰り返し聴いているうちに私の中で、もしかしたらA・ZU・NAは最初からユニットとしての個性を出すのではなく、たくさんの個性が集まる場を作ろうとしているのではないかという考えが芽生えました。
各ユニットのコンセプトについては過去の記事でも少し触れています。
そんな私の考えを肯定してくれたのは、ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARSでした。スクスタのメインストーリー 26章では各ユニットが結成された経緯について描かれています。
A・ZU・NAは歩夢の勘違いをきっかけに結成されるのですが、詳しい内容については割愛します。面白い話なのでぜひ読んでみてください。
さて、ここで知っていただきたいのは、メインストーリーにて明かされたA・ZU・NAのコンセプトについてです。
A・ZU・NAのコンセプトについて、歩夢は以下のように発言しています。
私の好きなかわいい世界、
せつ菜ちゃんの言うドキドキやワクワクが詰まったパフォーマンス
そして、しずくちゃんの言う物語性があって
掛け合いがあるような、
そんな曲も入れられると思うんだ
上原歩夢ー メインストーリー 26章 第7話『おもちゃ箱な私たち』
お互いの強い個性をそのまま活かして、1つの楽曲の中で掛け合いを行うことにユニットでパフォーマンスをする意義を見出しています。
新しい個性を生み出すのではなく、A・ZU・NAそのものが、たくさんの個性を詰め込んだテーマパークのような場所になっているんですよね。
この個性を詰め込んだテーマパークというコンセプト、あらゆる個性を受け入れてくれる場所とも受け取れないでしょうか。
みんなが大好きを叫ぶことができる場所、素敵です。私がニジガクらしさを活かしきれていないと思っていたA・ZU・NAこそが、最もニジガクらしいユニットだと今では思います。
コンセプトと楽曲
前節で紹介したコンセプトを踏まえて、A・ZU・NAの楽曲をいくつか振り返ってみましょう。
『Dream Land! Dream World!』
まずはA・ZU・NAの1stシングルです。
スクスタのメインストーリーで明らかになったコンセプト通り、テーマパークを題材とした楽曲になっています。
「ほら、あそこに大人気のジェットコースターが見えます!」
「ホラーハウスもあるんだよ!」
「シアターもおすすめです!」
(歌詞カードに記載されていないため表記は独自のものです。)
ジェットコースター、ホラーハウス、シアター。3人が好きそうなアトラクションですよね。声が大きいせつ菜は絶叫系が似合いますし、愛が重い歩夢は幼馴染とホラーハウスに入りたいのでしょう。演劇好きのしずくは当然シアターを推しています。
A・ZU・NAランドは3人の大好きがつまったテーマパークなのです。
悲しみに暮れてても(Don't worry)
ここに来れば笑顔になれるんだ
誰だって
ここで強調したいのは "誰だって" という歌詞です。A・ZU・NAの3人だけでなく、誰でも受け入れて笑顔にしてくれる、つまり前節で記した通りあらゆる個性を受け入れてくれるんです。
『Cheer for you!!』
こちらは同じく1stシングルに収録されている楽曲です。
誰かを好きになるのって
すごく素敵なことでしょ
「大好き!」を届けに行こうよ
ためらわないで まっすぐに
ありったけの想い 伝えなくちゃ
私はそばにいるからねっ!
勇気だして!Cheer for you!!
サビの歌詞からは誰かの恋愛を応援するA・ZU・NAの様子が浮かんできます。
Pinkに染まった頬
感知しました 恋心
まるで風船みたい
膨らむHeart 止まんないよね
膨らんでいく恋心を風船に例えていますね。
『Dream Land! Dream World!』のジャケットイラストでは風船がとんでいるため、もしかしたらカップリングであるこの楽曲を意識しているのかもしれません。
溢れ出す胸いっぱいの「大好き!」を
キミ色の風船に乗せて
飛ばそう Go!
A・ZU・NAは応援される側の "キミ" の色も大切にしてくれます。
ここで、上に載せたジャケットイラストをもう一度ご覧ください。A・ZU・NAのメンバーカラーであるライトピンク、ライトブルー、スカーレット(赤)、の他にもオレンジやグリーンの風船が確認できます。
ここからも分かるように、やはりA・ZU・NAは3人だけでは完結しない世界なんですよね。
『フォルクロア ~歓喜の歌~』
最後はライブで聴いて大歓喜したいこの一曲です。
ふわり 蝶が舞い 木々は躍り
花びら揺れる五重奏(クインテット)
五重奏という言葉が登場しますね。A・ZU・NAの構成人数である3人よりも多い人数で演奏しているということになります。
やはり、A・ZU・NAの世界は3人では完結しません。
最も人数が多いQU4RTZでもメンバーは4人なので、そこも意識しての "五" なのでしょうか。
命あるもの ここに集まれ!
手を取り合える夢のカーニバル
命あるもの、つまりすべての生物に対して集まれ!と言っています。繰り返しになりますが、これはA・ZU・NAランドがあらゆる個性を受け入れてくれる場所だから歌える言葉です。
ちなみに、サビにも "みんなで唄おう" 、"キミの場所まで" のように、メンバー以外のみんなについての歌詞があります。
以上のように、A・ZU・NAは "みんな" が大好きを叫ぶことができる、”みんな” の個性を受け入れてくれる場所だと考えられます。
A・ZU・NAは自分を受け入れてくれる、そのような気持ちで楽曲を聴き、ライブに参加してみてはいかがでしょうか。
本筋からはズレますが、『Kakushiaji!』や『HAPPY NYAN! Days』などの、他2ユニットでは歌えないような楽曲があるのも、個性に縛られないA・ZU・NAの魅力なのかも知れないですね。
今後どのような楽曲が生まれてくるのか楽しみです。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。
A・ZU・NAのことをもっと好きになっていただけましたでしょうか。
今週末はA・ZU・NA の UNIT LIVE & FAN MEETING を全力で楽しみましょう!!