大好きを見つける

ラブライブ!に関する記事を書きます。

星の連なり

 

はじめに

皆様こんにちは。そなです。

今回はラブライブ!スーパースター!! Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~の感想を書いています。(長い記事になってしまうため、リエラのうた及びアンコールは省略します。)

今回私は、福岡公演のDay1(現地)、Day2(配信)に参加しました。

これまでの記事に比べて文章量がかなり多くなっていますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

 

オープニング映像

オープニング映像とともに『Main Theme of LoveLive! Superstar!!』が流れます。アニメ準拠のライブでは、そのシーズンのメインテーマがオープニングに使用されるのが恒例ですね。これまでのシリーズのような壮大さに加え、星のキラキラ感が味わえる一曲です。

スクリーンにはキャラクターの立ち絵、それに続いてアニメにおけるシーンのカットが表示されます。アニメ1期から1stライブツアー開始までひかりの速さでかけぬけてきたLiella!ですが、長いツアーの折り返しとなると、アニメの思い出にも少し懐かしさを感じます。(早い)

アニメ1期を通して5色になったLiella!の光は北九州へ。全国のファンが参加しやすいというツアーの魅力が表現されています。九州民として地元に星が降る演出には感動しました。

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『START!! True dreams』

Liella!は開幕から素敵な笑顔とキレのあるダンスを披露してくれます。素早い動きだけでなく溜めのある動きにもエネルギーを感じさせる、レベルの高いダンスに驚きます。(毎回驚きます。)

いつか僕らもなりたいよ 輝く最光星(スーパースター)

この部分で5人が向かい合って1つの星をつくるのが大好きです。ひとりひとりが夢を叶えるだけでなく、Liella!としてスーパースターになりたいという想いが感じられます。そして、その星を形づくっているのは親指と人差し指からなるLポーズです。今までのシリーズでも登場してきたLポーズですが、Liella!の場合はラブライブ!Liella!の両方の意味を含んでいそうですね。

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サビの振り付けにもLポーズが使われています。

 

『だから僕らは鳴らすんだ!』

ライブでは外せないクラップ曲ですね。『START!! True dreams』で見事なスーパースタートを決めたばかりのLiella!ですが、ライブの盛り上がりはさらに加速していきます。

Liyuuさんのダブルピースと最後の決めポーズがとにかく可愛いのでこれからライブに参加される方は注目してみてください。

この曲は全体的に特徴的な振りが多い印象ですが、しっかり習得してモノにしています。これはどの曲においても言えることですが、5人という少ないメンバーでミスをすると悪目立ちしやすい中、全員がレベルの高い動きを見せてくるのが凄いですよね。

パフォーマンスレベルの高さについては、パンフレットに書かれているメンバーの意気込みを読むと、より心にくるものがあります。そちらも是非読んでみてください。

YES!ひかりの速さでかけぬける

キミのおとと僕のおと もっとハヤク!ハヤク!

このライブをみんなでもっともっと盛り上げていこうというメッセージに聞こえました。歓声を上げることができない状況だからこそ "こえ" ではなく "おと" であることに意味を感じます。

 

『未来予報ハレルヤ!』

かのんがスクールアイドルになることを決意して人前で歌えるようになったきっかけの曲です。かのんが学校や街中でひとり歌っているという設定に反して、Liella!全員の歌唱パートやダンスシーンが描かれていましたね。まだLiella!を結成していないのに全員が歌うということに疑問を持った方もいることでしょう。

私は、3話でかのんが「歌える、ひとりじゃないから!」という答えを見つけることに関係があると考えています。クゥクゥに応援されたことでかのんはひとりではなくなり、歌い始めることができました。そこで見えた未来予報が、仲間と一緒にスクールアイドルをしている自分の姿なんだと思います。

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ライブでもアニメと同様に、上の画像のようなフォーメーションでパフォーマンスされていました。伊達さゆりさんは他4人よりも低いメインステージに位置するのですが、私は2階席だったということもあり、アニメに近い構図で楽しめました。

5人でのフォーメーション以外にも、別々の場所にいるメンバー2人が同じ振り付けをしているカットがあり、こちらも座席位置によってはキャストさん2人が重なって見えるのかもしれません。様々な角度から見ることでより楽しむことができそうなので、複数公演に参加できる方が羨ましいです笑

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別々の場所にいるかのんと千砂都がリンクするシーン。
ライブでは...

 

『GOING UP』

イントロがかかると各メンバーがそれぞれのキャラクターに合った動きを見せ、5人でのパフォーマンスが始まる... と思いきや、まさかのかのんソロでした。伊達さゆりさんの、のびのびとした歌声とダンスを浴びると穏やかな気持ちになります。

風船が雨にうたれてころがる

どこへ向かうか 分からないままで

だけど大空を夢みてるよ

かのんソロとして披露されたことから、冒頭の歌詞には歌えなくなったかのん(雨にうたれた風船)が空に飛びたいという想いが詰まっていると考えられます。ソロであったこと以外にも ”飛べるさ よっしゃ!” という歌詞がある『未来予報ハレルヤ!』のカップリング曲*1であること、かのんの好きな言葉が "雲の上はいつも晴れ" であることが根拠として挙げられます。

つまり『GOING UP』はアニメのストーリーに関連する曲ということになります。

このように考えると、イントロにおける他4人の動きにも意味が見出せます。すみれ(ペイトン尚未さん)は自撮り、千砂都(岬 なこさん)はダンス、恋(青山なぎささん)もダンス、そしてクゥクゥ(Liyuuさん)は手を胸に当てた後に何かに手を伸ばします。これは、2~3話の裏で各メンバーが行っていたスカウト待ち活動やダンスの練習を表現しているのではないでしょうか。クゥクゥはその時期に、歌えるか分からない状態のかのんとユニットを組んで、憧れのSunny Passionに勝たなければならない状況だったので、その心情を表現した振りにも見えます。

(その時点では明らかになっていませんでしたが、クゥクゥはスクールアイドルで成果を残さないと中国に帰らなければならない状況でもありました。)

 

『1.2.3!』

5人ではなくかのんクゥクゥ千砂都の3人での『1.2.3!』です。オリジナルと異なる人数でのパフォーマンスが続きます。

公演後に他の方から言われて気がついたことですが、この曲で表現されているのは2~3話でのクーカーの練習風景なんですよね。グループへの加入が早いすみれではなく、千砂都を含めたこの3人であるのも、千砂都がクーカーのダンスコーチを務めていたからです。実際に間奏では岬 なこさんの振り付けを他2人が後追いするパートがあるため、間違えないと思います。

曲の終わりには、岬 なこさんの表情が切ないものから決意を固めるようなものに変わります。2人と一緒にスクールアイドルをやりたいけれど、今はダンスに集中するという千砂都の決意のように見えます。

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『Tiny Stars』

3話のアニメ映像がスクリーンに映されます。劇中の代々木スクールアイドルフェスの観客の代わりに、会場のみんなでマリーゴールド*2パステルブルー*3の光を灯せることが嬉しいですよね。配信ではこのタイミングでカメラが客席に切り替わります。

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そして『Tiny Stars』が始まります。伊達さゆりさんとLiyuuさんの身長差がとても可愛いです。手のひらを合わせて左右に動くところなどは、身長差によって難易度が上がっていそうですよね。

サビには2人で星をつくる振りがあります。こちらも先ほど紹介した『START!! True dreams』の星と同様に、Lポーズを重ねたものとなっています。何か関係があるのでしょうか。

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2人のLでつくられた、ちいさな星。

駆け抜けるシューティングスター

追いかけて星になる

止まらない 止まれないよ まだちいさくても

この曲ではクゥクゥが書き留めた言葉をもとに、かのんが日本語で作詞をしています。憧れの流れ星であるSunny Passionを追いかけることで、まだちいさい自分もいつか星になるというクゥクゥの決意が感じられますね。

かのんさんの歌をはじめて聞いた時、それと同じぐらいワクワクしたんデス。

だからもう、かのんさんは私にとってのスターなんデス。夢なんデス。

唐 可可(タン クゥクゥ)ー ラブライブ!スーパースター!! 第3話 『クーカー』

クゥクゥがスクールアイドルとラブライブ!を好きになったきっかけはSunny Passionです。そして、Sunny Passionと同じレベルの胸の高まりをかのんにも感じてクーカーを結成します。これは憧れのかのんと一緒に、憧れのSunny Passion憧れのラブライブ!を目指し始める曲なんです。そのような曲にLポーズが多用されていることが、本当に素敵だなと思います。

(この段階ではLiella!というグループ名が決まっていないため、Lポーズはラブライブ!を示していると考えられます。)

 

『バイバイしちゃえば!?』

5人ではなく、千砂都すみれの2人による『バイバイしちゃえば!?』です。

サビの振りに合わせて、ブレードを左右に振るのが楽しいですね。左右交互というわけではなく少し複雑なため、一緒に踊っている気分をより味わえます。

悪いことばっか 思い浮かべるクセ

なおらなくて相変わらずのネガティブガール

冒険するぞって決めてもすぐUターン

もうなんか、なんか、なさけない

歌詞から読み取れるように、根はネガティブ思考だけれどポジティブ思考になりたいと思っている人物のことを歌った曲です。2人はこの特徴に結構当てはまっているような気がします。

千砂都はかのんに尊敬されて彼女の原動力になってるにも関わらず、それに気づかないほどにネガティブです。自信がないことでスクールアイドルに入ることを我慢していましたが、自信をつけるためにダンスに打ち込んでいた点にはポジティブさがありますね。

すみれは憧れだったセンターに選ばれても、不安でその事実を受け入れられないネガティブさを持っています。しかし、普段は隙あらば自分がセンターにふさわしいと主張することで、自信がある風に装っています。

衣装の着替えを考慮したメンバー選定だとは思いますが、セットリストがアニメの時系列に沿っていれば『常夏☆サンシャイン』よりも前、この2人がまだ悩みを抱えてる時期に当てはまります。

 

『常夏☆サンシャイン』

本来であればいきなり歌唱から入る曲ですが、波の音から始まる特殊仕様でした。アニメ準拠のライブだからこそ、アニメでの会場である神津島の雰囲気は大事ですよね。

手を高く挙げてくるくる回したり、ジャンプする部分もあり、とにかく盛り上がります。Foo!、ドッカーン!のような合いの手も多く、歓声ありのライブでいつか聴きたい一曲です。

間奏では伊達さゆりさんに背中を押され、ペイトン尚未さんに手を引かれ、そしてLiyuuさんとハイタッチする岬 なこさんの姿が見られます。メンバーに歓迎される様子を表した演出の後には、得意のダンスが披露されます。かのんと一緒に何かをやりたかった千砂都が自分に自信を持って、みんなにも歓迎されて加入できたことが本当に嬉しいです。

このパートのダンスでは、岬 なこさんが足を上げてペイトン尚未さんを潜らせるところがかっこいいです。締めのロングブレスもロングすぎてヤバいですね。

なこなこ…

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『瞬きの先へ』

8話のアニメ映像からの流れで『Wish Song』が来ると思いきや、葉月花*4の想いが恋や結女*5に伝わった全校集会のシーンから『瞬きの先へ』が始まります。ステージに瞬く星々が綺麗です。

この曲、スポットライトの使い方がとにかく素晴らしいと思いました。ソロパートでは1人を照らし、かのちぃ*6やクゥすみ*7のパートでは向かい合って歌う2人を照らします。

前半は恋を除いた4人しか出番がないということもあり、これまでのメンバーひとりひとりの想いや、メンバー同士での関係を歌っているのでしょう。

サビの終わりの部分では、ついにが登場してバレエの動きを見せます。学校のために恋が頑張ってきた音楽は、スクールアイドルではなくバレエでした。それをスクールアイドルに加入する前のタイミングで堂々と披露しているところが熱いですね。

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ご存じの方も多いかと思いますが、『瞬きの先へ』は劇伴の『結ばれた想い』がもとになっています。恋が加入する8話のサブタイトルが『結ばれる想い』であることから、全校集会のシーンのために作曲された劇伴だと推測できます。曲終盤でかのんが恋をスクールアイドルに誘うアニメ映像が流れて『Wish Song』に繋がるということもあり、全校集会から恋が加入する間の曲と考えられます。

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『Wish Song』

5人が向かい合って手を繋ぎ、星をつくるところがお気に入りポイントです。メンバーが5人になってはじめて星になることができました。

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いつの日か聴いた希望のメロディが

すばらしい今をつくったの

抱きしめて連れてゆこう

この曲の衣装は恋の母から引き継いだ衣装がもとになっています。 "いつの日にか聴いた希望のメロディ" も恋が昔聴いた母の曲を指していて、それを再現したのかもしれませんね。

『瞬きの先へ』前までのシーンでは、音楽で学校が結ばれるという花の想いが叶ったという話ですが、ここではさらに、花にとって最高の思い出であるスクールアイドルを自分の娘が引き継いでるという形でも想いが結ばれているんですよね。

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『ノンフィクション!!』

会場に響くこの曲の重低音を全身で感じることができるのは、現地ならではの楽しみです。複数公演参加者の話によると、北九州ソレイユホールは特に音響が良かったとのことでした。

証明してあげるわ

不可能なんてないってことを

崩してみせるポーカーフェイス

虜にしちゃうよ?

この曲のセンターは他の曲よりも特別で、4人のメンバーを従えるようにステージを移動します。上記の歌詞とも相まって、センターの座を勝ち取って自信を手に入れた、すみれの堂々とした様子がライブで伝わってきました。

しかし、この曲はすみれだけのものではありません。他4人のソロパートではそれぞれのメンバーカラーのスポットライトが使用されていて、センターである自分以外にも配慮しているのです。自分がセンターになることだけを考えていた、4話のすみれからは想像もつかないほど成長していますね。

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『Day1』

こちらも『ノンフィクション!!』同様に音とラップを直接浴びるのが気持ち良いです。ペイトン尚未さんの無表情と笑顔の切り替えが素晴らしく、印象に残っています。そして何よりラップがかっこよすぎます。

遅すぎるなんてない

不可能なんてない

いつだって 思い立ったらその日が始まりの Day1

何かを始めることに遅すぎるなんてないから、今からでも始めちゃおうという歌詞なんですけれど、ライブにおいてはDay2から参加してもあなたにとっては今日がDay1という風に捉えられます。特に今回は全22公演のツアーということで、前半の10公演に一度も現地参加できていなかった私にとってかなり刺さりました。

他のカップリング曲のようにストーリーでの時期を予想すると、『ノンフィクション!!』の直後だと思われます。次の11話ではかのんがひとりで歌うため、そこには関係なさそうですね。すみれセンター、ラップ、不可能なんてない(歌詞)、のように『ノンフィクション!!』との共通点が多いため、長年恵まれなかった主役を努力して手に入れたすみれへのボーナスステージなのでしょう。

 

『Dream Rainbow』

綺麗なハーモニーから始まります。11話で小学校を下見に行ったときにひとりで歌えなかったかのんに寄り添って5人で歌っているときの声ですね。純粋にアニメシーンの再現が好きなので、キャストさん5人によるハーモニーが聴けて嬉しいです。ライブ会場が、アニメでのステージに似ている点も再現性が高くていいですね。

声を重ねるたびに感じてる

無限にふくらむときめき

行けるよ だって君がいっしょだから

たとえばそう 夜空にも虹が架かる

ひとりでは歌えなかったけれど、みんなと一緒だとかのんは歌うことができました。5人だから、5色の虹が夜空に架かるんです。

これはみんなで叶える物語なんですよね。3話での「歌える、ひとりじゃないから!」に通ずるものがあります。

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『Dream Rainbow』の歌い出しは、
11話での5人の歌声です。

 

『私のSymphony』

前曲からの流れで、一緒に歌っていた4人がステージからいなくなり伊達さゆりさんは不安な様子を見せます。アニメでは、グループのためにかのんをひとりで歌えるようにするべきだという4人の考えのもと、かのんはひとりでステージに立つことになります。ひとりになったかのんの不安な気持ちを演劇のように表現されていますね。

そして見事な独唱が始まります。『GOING UP』とはまた違い、静かな曲の中、伊達さゆりさんの歌声を堪能できます。泣きそうになりながら歌っているのが演技なのかはわかりませんが、トラウマに挑んでいるかのんと重なって見えます。

かのんはスクールアイドル活動、この挑戦を経て大好きな歌を再び歌えるようになりました。これは私を叶える物語ですね。(『私のSymphony』は1stシングル『始まりは君の空』の[私を叶える物語盤]にのみ収録されています。)

1番を歌い終わるとアニメ映像とシンクロしてかのんのもとへ他4人が駆け付けます。個人的に、1番の歌詞がかのんのことを歌っているように感じていたので、2番以降をみんなで歌うことにも納得できました。

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『Starlight Prologue』

『Dream Rainbow』で5色の虹が架かかり、『私のSymphony』でラブライブ!東京大会の課題であった独唱パートをクリアしてはじめて完成するステージです。

みんなで叶える物語、私を叶える物語の両方を兼ね備えた曲なんですよね。

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アニメでは、この曲を披露してもSunny Passionには勝てず、全国大会への進出を逃してしまいます。

私、悔しい...

折角みんなが協力してくれたのに、何もお返しできなかった。

みんなが協力してくれたのに、何も返せずおしまいになっちゃった...!

澁谷かのん ー ラブライブ!スーパースター!! 第12話 『Song for All』

勝ちたい...

私、勝ちたい!

勝ってここにいるみんなを笑顔にしたい!

「やった!」って、みんなで喜びたい!

私たちの歌で、Liella!の歌で、結ヶ丘の歌で、優勝したい!

いや...   優勝しよう!!

澁谷かのん ー ラブライブ!スーパースター!! 第12話 『Song for All』

みんなに協力して貰ったにもかかわらず、勝てなかったかのんは悔しい思いをして、スクールアイドルにおける勝敗に意味を感じるようになります。アニメではSunny Passionとの出会いを通して徐々に誰かのために歌うことを意識するようになるLiella!ですが、そのストーリを経て、このライブでは観客であるみんなのために歌ってくれているのが嬉しいです。

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ちなみに、このシーンで流れている劇伴のタイトルは『星の連なり』です。8話においても使用されていますが、個人的には12話の印象が強いです。神宮音楽学校時代の生徒の想い、加入するときの各メンバー想い、協力してくれた生徒や地域の方の想いが連なっているのかなと思っています。本ライブツアーのタイトルは "Starlines" であり、全国のファンたちの想いを結んでいくものですよね。 これに近いものを感じます。

『未来は風のように』

エンディングでのキャラクターと同じ動きをするキャストさんが可愛いです。アニメを12話まで見ていると最低10回は目にしている映像ですので、ほとんどの方にとって思い入れが深いものだと思います。

2番に入るとスカーフを振ったり回したりする振りがあります。スカーフはそれぞれのメンバーカラーになっていますが、このときに着ている『Starlight Prologue』衣装の色と揃っているため、より映えます。

1期の最終話である12話も『Starlight Prologue』ではなく、このエンディング曲で終わります。ライブも同じようにこの曲で締めるのがいいですね。

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クゥすみ...

 

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ここまで書いてきたように、挿入歌として使用されなかったカップリング曲についても、今回のセットリストを通してアニメの一部になることができました。また、アニメでは見えない部分の振りやフォーメーションを見ることでストーリーの解像度を上げていくこともできます。

ラブライブ!シリーズのアニメは、アニメ準拠のライブを経て完成するものだと思っているので、今回のセットリストは特に刺さりました。現実世界におけるキャストさんやファンがいて、はじめてストーリーが完成されるのが好きなんですよね。

他にもアニメに結び付けられる要素は隠されていると思いますので、残りの公演で探してみてはいかがでしょうか。

*1:『だから僕らは鳴らすんだ!』や『この街でいまキミと』のように、CDのタイトルになっていない曲のこと。B面とも呼ばれる。

*2:澁谷かのんのメンバーカラー。

*3:唐 可可(タン クゥクゥ)のメンバーカラー。

*4:葉月恋の母親。結ヶ丘女子高等学校の創立者であり、2年前に他界している。

*5:結ヶ丘女子高等学校の略称。

*6:かのんと千砂都のこと。かのちぃ...

*7:クゥクゥとすみれのこと。クゥすみ...